【パルス道場】Vol.11 手ごたえ十分!ウラバージョンの3連トレーニング

お・と・なのジャズ研

さて、メトロノームにウラを取ってもらいながら、今回は3連符を表現するトレーニングに移ろう。

Exercise 34

ここまでくるとかなり実演奏に近いトレーニングになってきた実感があるだろう。1小節目のイーヴンはしっかりテンポキープする意識さえあれば易しい。しかしその間に頭の中で次の小節の準備をしておかないと、2小節目の3連はとっさに出来るほど甘くはないはずだ。
そして、1小節目と2小節目でまるでテンポが変わっているかのように感じるかもしれない。
(ちなみに筆者は三連からイーヴンに戻るときにタイムが遅れる派だ。集中していないと、3連からイーヴンに戻った時にメトロノームに取り残されてしまう。そして、おそらくほとんどの人はこの傾向があるだろう)
また、3連の小節では、正確に鳴らしてくれているはずのメトロノームのウラ打ちがとても意地悪に聞こえてこないだろうか。
そう、本当のパルスとは、こちらのいい加減なキープ力に忖度などしてくれない。一方で、初心者同士のアンサンブルの最もダメなポイントは、お互いキープに自信がない故、ついつい相手の機嫌をうかがってしまい、結果的にどこにも正しいパルスがなくなってしまうことにある。「あれ?自分ずれちゃったかな?相手に早く合わせなきゃ!」と思った瞬間に、サウンドはすでに崩壊しているのである。そして、その状態で出した音には自信がなく、聞いている人にもそれがバレてしまう。そうならないように、演奏者全員が自分のパルスを鍛え、音を出す前の準備をしておかなければならないのである。

今回も色々なバリエーションを以下に掲載するので、試してみてほしい。

Exercise 35
Exercise 36
Exercise 37
Exercise 38
Exercise 39
Exercise 40
Exercise 41
Exercise 42
Exercise 43
Exercise 44
Exercise 45
Exercise 46

さらにスカスカにすると、もっと難しくストイックに! 笑

Exercise 47
Exercise 48

一つ言えることは、「慣れない感じがする」ということは、自分には今までに見えて来なかったタイム(すなわち弱点)を掘り起こすことが出来ているという点である。楽に合わせられるタイミングだけで演奏していては、次のステージには行けない。これまでやってきたように、単純に八分までのイーヴン+4分3連という、ごく基本の解像度の中でさえ、普段使いこなせていないタイミングがあるということだ。このようなトレーニングは、何となく今までこびりついてしまった安易なリズム感の垢を洗い流すきっかけになるはずである。

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