(2021年2月12日のFB投稿より転載)
今朝飛び込んできた信じられないニュースに、今日は仕事しながらも気もそぞろでした。つい最近まで自身のオンラインワークショップを開催したり、元気な姿を見せていたのに、、、チック・コリアの芸術を言葉で表現するのは難しい。。。が同年代の巨匠たちを引き合いに出すなら、子供のように純真な歌心のキース・ジャレットセクシー&スリルのハービー・ハンコックそして、破壊的メソッドで全く新しい価値観を切り開いたスーパーイノベーター、チック・コリアというところだろうか。完璧すぎるテクニックと透明感あふれる音色、ピアニストとしての存在だけでも圧倒的なのに、彼の一番の本質は、尽きることのない創造性の部分だっただろうと思います。アコースティックバンド、エレクトリックバンド、リターントゥフォーエバー、30~40年前も昔に彼が生んだサウンドでさえ、今、聞き返しても新しい驚きがあり、色あせることはありません。写真は1995年に出版された、チック・コリアの音楽を研究した著書(チック自身が公認で研究・出版を認めた本だそうです)。20代の頃、若気の至りで買ってみたものの、、まるで大学の物理の教科書のように濃密で分厚い本で、あまりの難しさにすべて理解することは早々に断念しました。が、少なくとも彼の頭の中で音楽が全く違う次元で咀嚼をされ、組み立てなおされていることは分かりました。音楽経験度が増した今、もう一度読みかえしたら、もう少しは理解が進むかもしれません。同じ時代の同じ星に生まれ、その芸術にリアルタイムに触れることが出来た幸運に感謝しつつ、今はマエストロの冥福を心からお祈りいたします。


