Los Quienes EXTRA第三弾 ”ブルー・ライト・ヨコハマ”について②

COLUMN

ブルー・ライト・ヨコハマ制作のレポ後編です。
デモンストレーションが出来上がったところで、いよいよレコーディングへ移ります。
今回もパーカッションは全てTAKAFUMI氏に自宅スタジオで収録いただき、素材を送ってもらいました。
イントロのルンバ、本編のサルサを通じてレコーディングしてくれたパート数はなんと10個!
(ティンバレス、コンガ、ボンゴ、カタ、クラベス、ギロ、マラカス、シェケレ、バタ、カンパーナ)
それを一人でやってくれるんですから、パーカッショニストって、、すごいですね。本当にありがたいです。しかも、ティンバレスやコンガ、バタなどはそれぞれ複数のマイクを使っての録音になりますので、送ってくれた素材の総数たるや15本。
まずは本番のミックスの前に、このパーカッション類をそれぞれ理想の音質にする下ごしらえ作業をします。

TAKAFUMI氏に送ってもらったパーカッショントラックをまずはそれぞれ下準備。Gateやコンプレッサーなどで処理して聴きやすくします。

そして、ヴォーカルパートもまた大掛かりなレコーディング作業となりました。
イントロのアカペラで6トラック、平歌でメインヴォーカル2人分、コロ&カンタで7トラック。
イントロは原曲冒頭のメロディを、原曲キー、4度上のキー、4度下のキーで2人に歌ってもらい、混ぜています。と簡単に言っちゃいましたが、そもそも4度違うってのは音域的に相当な違いでして、通常女性キーの4度下となれば、普通に男性キーとして成立するくらいですし、4度上、となると女性にとってもすごく高いキーになるわけで、かなり難しかったと思います。しかしヴォーカル陣、見事に歌いきってくれました。

まりーなレコーディング中
かなりマニアックなハモリを、一つ一つ確認しつつ。


サルサの聞かせどころ、コロ&カンタは、白壁慶子作詞によるものです。
(Coro)dame tu mensaje de amor siento tu abrazo calor
(Canta)青くゆれる街の灯 たどって歩くふたり
     そっと横顔確かめたくて 月を見上げるふりをした
     寄り添うリズム どうか止まないで

最終的にはヴォーカル15トラック、パーカッション10トラック、ホーンセクション5トラック、それにピアノとベースで計32トラック。(ただしヴォーカルやホーンセクションは、まとめて操れるようにグループチャンネルにまとめて最終ミックスします)
これだけの音をMixする作業はとてもワクワクしましたし、いい経験になりました。
ヴォーカル素材同士の音量バランスをとるだけでも無限の可能性がありますし、さらにオケも鳴っている音が非常に多いので、曲が進行していく過程で、どのパートをどの程度聞かせるか、何回も聴きながら試行錯誤です。各トラックの存在感を調整するためにコンプレッサーやイコライザもフル活用します。全体の音量バランスに納得したら、いったん一つのオーディオトラックに書き出しを行い、最後はより全体の音圧や音の抜けを調整するマスタリング作業です。

ブルー・ライト・ヨコハマの2Mix作成時ミックスコンソール。

楽曲制作の過程って、言い換えれば音のプラモデルですね。
素材の録音は、部品作り。各トラックの音質調整は部品の塗装。Mixは組み立て作業。そしてマスタリングはラッカー吹きかけてピカピカに磨き上げる工程。
アレンジの段階でふわっと思い描いていたものが、実際に作品として出来上がるのはとても達成感があります。
もし私もやってみたい!という方、ぜひお声がけください。DTM仲間大歓迎です。

なお、発表にあたりビジュアルイメージもあった方がいいということで、Los Quienes EXTRAでは白壁慶子がそれぞれの曲のArt Workも作ってくれています。
ブルー・ライト・ヨコハマはちょっとサイバー系な横浜の夜景を選んでみました。

聴いて、踊って楽しんでいただけたら幸いです。今日はこの辺で!

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