宅録研究通信 練習をレコーディングしてみる

COLUMN

最近は打ち込みの研究に時間を割いていたのですが、この週末は久しぶりにクラシックの曲を題材にじっくりとピアノの練習をしました。やっているのはこちらの曲。

私の大好きな一曲。中学時代からの書き込みがそのまま。。。

ショパンのワルツ7番。1番の「大円舞曲」、6番「子犬のワルツ」と並んでとても有名な一曲ですね。ピアニストの大半から支持を集める名曲ではないでしょうか。私もの子供のころから大好きな一曲です。写真は私が実際に使っている譜面なのですが、このワルツ集の楽譜、小学生の頃からうちにあったもので、歴代の書き込みがそのまま残っています。そして、今も色々気になったことを書き込んでいます。
この曲の魅力は書き出すとキリがないのですが、何といっても冒頭の緩急のある印象的なパッセージ、その歌が一度終わった後に現れる、少しアップテンポで流麗な第2テーマの組み合わせでしょう。
全体的に何とも言えない哀愁を帯びた曲ですが、展開部だけ何かを思い出したように明るい曲調になります。

皆さまご存じ、ショパン氏。

昔から弾いている曲なので、レコーディングをしてみたいと思い、様々な演奏例をYoutubeで検索して研究してみたところ、非常に多彩な解釈があり、どのピアニストを比べても似た演奏例がないと言っていいほどだということに気づかされました。
もちろん、ほかの曲でも、解釈は演奏家によって異なるのは当然ではあります。しかしながら、この曲の場合はテンポ、強弱、リズムの取り方、スラーの取り方、ペダルの踏み方、はたまた音符のオクターブに至るまで皆がまるで違う解釈をしており、余りの幅の広さに驚かされました。
自分が子供の頃には、せいぜいピアノの先生の演奏例とレコード音源くらいしか参考にするものがなかったわけですが、今は曲名でネット検索すれば、多くの参考音源にアクセスでき、研究も容易です。
譜面には時々フランス語の指示が書いてあり、以前は気にせず読み飛ばしていたのですが、ネットで音楽辞典を展開してくれているありがたいサイトやGoogle先生が強い味方になってくれる時代、せっかくなので全て調べて訳を書き込んでみたり。すると予想とは少し違う意外な指示もあったりして、改めて譜面をおろそかにしてはいけないなと反省することも。いい時代ですね。

クラシック曲の練習のメリットは、一つ一つの音符の意味を丁寧に理解し、それを演奏で繊細に納得いくまで表現することの大切さを思い出させてくれるところです。
普段の音楽活動で何となく安易に、雑にごまかしてしまっているものを戒めるにはベストの教材と言えるでしょう。

しかし、自分が演奏しているときというのは、「演奏者としての気持ち」がフィルターとなってしまい、得てして客観的にどう聞こえているのかは分からないものです。
そこで、自分の練習をレコーディングしてみることにしました。

練習の音を公開するのはお恥ずかしいものですが、、
簡易録音なのでマイク1本、モノラルです。

自分の演奏を冷静に聴きなおしてみると、思いのほか乱暴な音が鳴っていたり、リズムが崩れていたりと改善点が多々見つかります。それをまた譜面に書き込んで、、と。落書きだらけになっていくのも悪い気分ではありません。曲に失礼のないように、丁寧に煮詰めていく作業をしていると、自然と技術的にも感覚的にもサビが落ちていくのが分かります。時間と気持ちの余裕がないとこういう練習の仕方はなかなかできないものですが、本当はこれが必要なことなのですよね。

この曲、いずれ宅録作品にアップしたいと思います!

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