今日は消える君を使って3連も取り入れたより複雑なリズムにチャレンジする
代表的なエクササイズを再掲するので消える君とともにやってみよう。









自分でも初めて消える君を使ってじっくり上記のエクササイズをやってみたのだが、うっかりするとついメトロノームに合わせようとしてしまっている自分に気づくことがある。表面的なリズムをうたうことだけに気を取られていると、クリックがふっと消えたとたんに無意識にテンポが走っていて、クリックが復活したときにそのことに気づかされるのである。まず最初に自分の呼吸、体幹のなかで正確なパルスを生み出し、それとコラボしながらフレーズを歌うことがテンポキープに欠かせないことが実感できる。
その点で、これらのエクササイズは、一つ終えるごとに、消える君を最初に戻してやってみてほしい。(最初の予備の8小節の間で、歌うべきフレーズを自分のパルスにのっけるという作業を毎回してほしい。)消える君をずっと鳴らしたまま、別のエクササイズに飛ぶと、ずれてしまったときに真のパルスが見えなくなってしまう。
なぜここまで容易にテンポというものは走ったりもたったりしてしまうのか?
人には本来、キープしやすい安心なミドルテンポがある。私はこれをジャズ研テンポと呼んでいる。なぜかというと、初心者のセッションでよくみられる風景として、しっとりと素敵に始まったバラードがなぜか終わるころにはミドルテンポになっていたり、スピード感たっぷりで始まった曲がこれまたどんどん遅くなって終わるころにはお気楽なミドルテンポになっていることが多いからである。よほど意図的にパルスをキープしなければ、人は無意識にジャズ研テンポに向かってしまう傾向がある。
このトレーニングの目標は、ジャズ研テンポからの真の脱却とも言える。
そこを鍛えるために、色々なテンポの消える君を製作中なので、そちらは追って公開する。
(Vol.8 終わり)

